事 業 報 告
(令和7年2月1日から令和8年1月31日まで)

1.会社の現況に関する事項

1−1.事業の経過及びその成果

「素直に生き、豊かさを紡いでいく」という当社のビジョンを軸に、当期より事業を「農業関連」「施設管理」「地域連携」の3部門に再整理し、事業を推進してまいりました。

部門 事業 概要
農業関連 コラボファーム①(NAO's FARM) 石川直宏氏との協働事業。とうもろこしの生産・販売、NAO's FARM CUP等を実施
コラボファーム②(有機農業関連) トマト、ピーマン等の生産・販売、有機農業の産地づくり(町受託含む)を実施
農業資材 バイオスティミュラント資材等の仕入・販売、セミナー、新規事業開拓を実施
施設管理 宿泊 NEW ホクト(株)飯綱保養所の運営受託。一般宿泊も可能で農業体験等の質向上にも寄与
フィットネス 廃校フィットネスSent.の運営。営業活動が功を奏し、運営4年目にして会員数・売上が向上
地域連携 教育 デジタル教育推進事業(町受託含む)。小学校での授業、課外活動を企画・実施
イベント 生きがい創造事業(町受託含む)。子ども向け自然体験、大人向けヨガ、健康教室を実施
ワーケーション 関係人口創出事業(町受託含む)。地域資源を活用した企業研修や共創活動の促進
人材育成 「みみず」的人材育成事業(休眠預金活用〜2025/3)
グッズ 防災用トイレの仕入れ・販売、オリジナルグッズの販売
みみず 講演依頼を受けての登壇など
その他 NEW 飯綱町産りんごPR事業(町受託含む)・若者会議(町受託含む)の企画・実施等

【既存事業】農業関連部門においてコラボファーム①②ともに生産面積を拡大しました。特にコラボファーム②では温暖化によるサプライチェーン変動を好機と捉え、高冷地ならではの作物選定など戦略的な挑戦を進めております。農業資材も売上が前年比+63%増と顧客基盤が広がりました。施設管理部門では、フィットネス事業の赤字体質に対し費用配分の見直しや営業人員の配置を実施。粗利が前年比+86万円と改善したことに加え、会員の年代別内訳で20代が最多となるなど客層に変化が生まれ、自律運営に向け大きな一歩を踏み出しました。地域連携部門も教育・イベント・ワーケーション等で町の受託事業を継続実施し堅調に推移しております。

【新規事業】2025年4月よりホクト株式会社飯綱保養所の運営受託を開始しました。月次の委託料による安定収益に加え、宿泊費収入による高収益化の余白も確保しております。本契約はNAO's FARM CUPスポンサー協力を通じたご縁がきっかけであり、多事業経営の相乗効果が実を結んだ成果です。また、飯綱町産りんごPR事業・若者会議を新規で町から受託しました。これは人材育成事業で培った成果と関係性が育んだものであり、休眠預金助成終了後の社会実装を象徴する出来事です。

事業拡大に伴い、フルタイム社員を3名(農業1名、宿泊2名)新たに雇用いたしました。うち2名は20代前半であり、教育・育成に時間と費用を投じたため、売上拡大とともに費用も増加しております。しかしながら、地域における若者の雇用創出という社会的インパクトを重視するとともに、第5期以降の収益向上に向けた体制基盤の整備と位置づけております。結果として、当会計年度の売上高は5,761万円、当期純利益は7.1万円と少額の黒字での着地となりました。

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1−2.損益及び財産の状況

売上高・営業利益・純利益の推移(第1期〜第4期) 単位:万円
売上高(棒・左軸) ● 営業利益(右軸) ★ 純利益(右軸)
6,000
4,000
2,000 0 +1,000 0 △1,000 △2,000
921
2,086
4,576
5,761
第1期
2022.2〜
第2期
2023.2〜
第3期
2024.2〜
第4期
2025.2〜
第4期 トピックス
▶ 売上高:前年比 +26% の成長
創業以来4期連続で増収を達成。事業ポートフォリオの拡充と既存事業の深耕により、売上規模は第1期比で約6.3倍に拡大しました。
▶ 純利益:3期連続の黒字を確保
営業外収益の適切な活用により、第2期以降3期連続で最終黒字を維持しています。
▶ 営業利益:大幅改善(△1,853→△79万)
助成金等の営業外収益に依存した収益構造から脱却し、事業そのものの「稼ぐ力」が着実に向上。営業赤字は第2期比で96%縮小し、黒字化が目前に迫っています。
当期損益サマリー(単位:円)
前期(第3期) 当期(第4期) 増減 増減率
売上高 45,755,218 57,608,007 +11,852,789 +25.9%
売上原価 37,147,664 37,107,616 △ 40,048 △ 0.1%
売上総利益(粗利) 8,607,554 20,500,391 +11,892,837 +138.2%
粗利率 18.8% 35.6% +16.8pt
販管費 18,734,316 21,291,571 +2,557,255 +13.7%
営業利益 △ 10,126,762 △ 791,180 +9,335,582 -
営業外損益 +11,066,367 +933,014 △ 10,133,353 -
経常利益 939,605 141,834 △ 797,771 △ 84.9%
特別損益 +69,999 - △ 69,999 -
法人税等 71,000 71,000 - -
当期純利益 938,604 70,834 △ 867,770 △ 92.5%
1株当たり当期純利益(円) 113 8 △ 105 △ 92.9%
売上比較(事業別 前期 vs 当期) 単位:万円
前期 当期
1,200
800
400 0
569
720
492
631
723
1,181
1,127
377
448
559
839
627
115
196
108
936
132
369
コラボ① コラボ② 農業資材 宿泊 フィット 教育 ワーケ イベント 人材育成 その他
+26% +28% +63% ★新規 +19% +50% △82% △45% △86% ★新規
売上構成(当期)
5,761万
農業関連 43.5% 施設管理 27.4% 地域連携 29.1%
粗利比較(事業別 前期 vs 当期) 単位:万円 ※粗利=売上−(原価−仕掛控除)
前期 当期
800
600
400
200 0
50
48
304
299
75
177
320
730
661
460
123
63
90
138
505
△120
△34
△100
コラボ① コラボ② 農業資材 宿泊 フィット 教育 ワーケ イベント 人材育成 その他
△2 △5 +102 ★新 +86改善 △69 △337 +27 △238 ★新
粗利構成(当期)
2,050万
農業関連 25.5% 施設管理 13.9% 地域連携 60.6%

※ 事業の大区分:「農業関連」=コラボファーム①②・農業資材、「施設管理」=宿泊・フィットネス、「地域連携」=教育・イベント・ワーケーション・人材育成・グッズ・みみず・その他

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貸借対照表比較(前期 vs 当期) 単位:万円
0 1,000 2,000 3,000
資産
流動
1,257万
固定
1,052万
負債+純資産
流動負債
373万
固定負債
1,595万
純資産
361万
+41%
資産
流動資産
1,786万
固定資産
1,471万
負債+純資産
流動負債
579万
固定負債
2,311万
純資産
388万
第3期(前期)
2,329万
第4期(当期)
3,278万
第4期 トピックス
▶ 総資産:前年比+41%(+949万円)
農業関連の設備投資として機械装置(+286万)や共同加工所改装を実施し、第5期以降の生産拡大に向けた体制を整備しました。仕掛勘定の増加(+412万)は受託事業の拡大を反映しています。
▶ 負債:長期借入金+784万円
農業関連の生産拡大に向けた設備投資および運転資金として長期借入を実施しました。第5期以降の売上拡大による返済力の向上を見込んだ計画的な資金調達です。
▶ 自己資本比率:15.5%→11.8%
積極投資による資産拡大のため自己資本比率が低下しております。
貸借対照表 詳細(前期比較) 単位:円
科目 前期(第3期) 当期(第4期) 増減
流動資産 12,568,753 17,864,710 5,295,957
固定資産 10,515,758 14,713,636 4,197,878
資産合計 23,287,281 32,781,116 9,493,835
流動負債 3,727,475 5,793,301 2,065,826
固定負債 15,948,025 23,109,200 7,161,175
負債合計 19,675,500 28,902,501 9,227,001
資本金 8,310,000 8,506,000 196,000
繰越利益剰余金 △ 4,698,219 △ 4,627,385 70,834
純資産合計 3,611,781 3,878,615 266,834
1株当たり純資産額(円) 435 457 +22

1−3.資金調達等についての状況

(1)設備投資の状況

当期中に実施した設備投資の総額は 6,319,563円であり、大科目別の内訳は下記の通りとなります。

【有形固定資産】

建物 事務所改修工事、加工所改修工事、ネットワーク工事 等 2,059,071円
構築物 ビニールハウス 248,000円
機械装置 農業用ドローン、ロータリマルチ、ホリトリキ、フレールモア、除雪機 3,846,731円
工具器具備品 パソコン 165,761円
合計 6,319,563円
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1−4.主要な営業所及び工場並びに使用人の状況

(1)主要な営業所

名称 所在地
本 社 長野県上水内郡飯綱町大字川上1535番地
ホクト(株)飯綱保養所 長野県長野市上ケ屋 字麓原2471番1174

(2)使用人の状況

使用人数 事業年度末比増減
8名 +5名

1−5.主要な借入先および借入額

内容 借入先 借入残高
長期 日本政策金融公庫 14,540,000円
八十二長野銀行 3,992,000円
長野信用金庫 985,500円
ながの農業協同組合 1,042,450円
短期 八十二長野銀行 2,277,000円

2.業務の適正を確保するための体制に関する決定・決議、運用状況の概要

(1)決議の内容の概要

・取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制

取締役の報酬に関し、役員の報酬並びに費用に関する規程を定め、これに従った業務遂行を行います。

(2)体制の運用状況の概要

取締役の報酬に関し、株主総会における役員報酬に関する決議を遵守した上で、適切に管理された役員の報酬並びに費用に関する規程を遵守します。

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